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Exhibition Archives 2010

尹貞淑 企画展

2010年4月5日-4月17日

YOON JUNG SOOK works
Artist Statement
  その時代のイシューを盛り込めた雑誌は、所蔵され、記録されるというよりは、読まれ、捨てられて、忘れられることを繰り
返す。生産されつづけては、消滅するのである。無数の話の種を収めているこのメディアは、個人と社会の日常であり、私た
ちの循環する生を積極的に包んでは露出させてきた。
 紙のコラージュ平面作品は、加工され完成したメディアが解体される地点を、その作品の出発点としている。私は言語で埋
められた雑誌から、必要不可欠の要素である文字を解体する。まず一定の大きさで雑誌を短く切って、‘翼化’さ せること
で、加工物を破片化させ、その翼の堆積の中で、生物(なまもの)となるようにつくる。だが、そこで終わらせずに、その翼
が再び生きて息をする原料となって息を整えたまま、新しい世界の声として表出する。そうして、また別の私の姿を表し出す
ための過程へと踏み込む。もともと備えていた多様な色彩と文字が彫刻や生物(なまもの)として現われでた紙は、キャンバ
スの上に貼りつけられて、日常と生を新たな視線で調合してくれる。切断され、任意に再調合されたテクストは、以前、メ
ディアが与えてくれた読解の可能性を完全に喪失したまま、もはや一層想起することのできない過去となってしまう。
 主に、身のまわりの生活にある植物や動物、家具など把握可能な形態や風景となって現われる作品は、メディアから廃棄さ
れた過去から、それが備えていた根本の純粋な色彩をひとつだけ選び、欠けることなく供給する。近くで見ると、作品が発散
する色が、紙を覆っていた本来の色だということがわかる。ここから、雑誌が備える‘疎通’という媒体的な主要属性を代弁
していた文字の有効性は、もうこれ以上、存在はしない。むしろ、副次的についていた色彩だけが残って、その存在を強く発
揮しているようだ。完成作では、以前メディアがもっていた色が、キャンバスという四角い空き家の枠の中に留まるのではな
く、調和をもって結合したまま、画面の外へとつんつんと伸びていくかのようにみえる。細胞が分裂するように拡張され、新
しい固有の領域を確保している。ひとつの固体の構成において重要ではなかった要素が、特別な選択によって、他の生命とし
て新しく生まれでる瞬間のようなのだ。そうして、比重が完全に異なったことによって、存在感を獲得できたということを、
作品の過程に見出すことができる。
 文字が導いた疎通のメディアである雑誌から、付随的な部分を占めていた色が新しい視覚イメージで再び誕生するように、
日常の中で注目されない小さくて些少な物たち―ここでの家具は見る者の関心を失わせ、物足りない観賞用の花瓶、小さく素朴
な野の花と草木の葉、いつもその場所を見守っていても気にもかけてもらえない安楽椅子など―に作家は注がれることのなかっ
た視線を送り、作品の中に入って、作品の主人公としてこっそりと持ち出す。この世のすべてのものは留まらないまま、絶え
ず変わるのであって、生命の舞台では主演と助演は固定されてはいない。それは、私たちに何かを感じさせようとするメッ
セージ、あるいは‘持続的に反省する視線を通じて、現在の主人公として生まれかわる’こと、とでもいおうか。とても小さ
な身振りにすぎなかったひとつひとつが、それを呼びさましてくれる視線を通じて花になる、その瞬間のように、ということだ。
(翻訳:古川美佳/韓国文化研究家)
Artist Profile
  江陵大学 芸術スポーツ学部西洋絵画科卒業、韓国
誠信女子大学大学院西洋絵画科修了、韓国
Solo ExhibitionS
2004 「アート・ソウル」ソウルアートセンター、ソウル
2009 インサ・アート・センター、ソウル
2010 ギャラリーQ、東京
Group Exhibitions
1991

「江原道アート展」春川国立博物館、江原道、韓国

1995 「ニューアーティスト・ステートメント」慶仁ギャラリー、ソウル
 

「青年表現主義展」ジョユン・ギャラリー、ソウル

  「新しい意識・新しい探査展」仁寺アート・ギャラリー、ソウル
  「韓国の新しい子供たち展」Dansung ギャラリー、ソウル
1998 「京畿道アーティスト会員展」京畿道カルチャーセンター、ソウル
2006 「世界陶磁器ビエンナーレ」
1998-2003 「大地と炎の魂」Chungkang College of Cultural Industries
2003 「京畿道の自然アーティスト展」アートセンターSeongnam、ソウル
2004 「Uijeongbu 現代アート展」Uijeongbu アートセンター

English CV

Artist Profile
  B.A. Department of fine Art, Western Painting course,
College of Art and Sports, Kangnung National University.
  M.A. Department of fine Art, School of Sungshin Women's University.
Solo ExhibitionS
2010 Gallery Q, Tokyo
2009 Insa Art Center, Seoul
2004 Invited to "Art Seoul" Seoul Arts Center, Seoul
Group Exhibitions
2009 "About Lightness" Yicheon Art Hall
  "Whisper of Things" Tong-in Auction Gallery
  "Collection Journey - Explored Nature" Woljeon Museum
2008 "LugarArt Artist"Archive Artists
2007 "Expansion of Homogeneity in the Same Generation" Room of Yeoju World Living Porcelain Hall
2008 "Diet" Suwon Culture Center, Suwon
2006 "Reading a Picture Novel" Uijeongbu Arts Center
2005 "MINDSCOPE" Crystal Hall Exhibition Room of Sungshin Women's University
  Na Hye-seok Women Artists, Suwon Arts Center, Suwon
  "Nanu/Nanwon" Insa Art Center, Seoul
  "For a Blue Dream" Icheon Citizens' Hall
  "Korea Art Festival"Sejong Center, Seoul
2004 "From Winter to Winter Again" Uijeongbu Gallery Beetle
  "Korea Fine Art Association Members' Exhibition " Seoul Arts Center, Seoul
  "Fund-raising Exhibition for Construction of Sir. Seo Hee Bronze Statue" Icheon Citizens' Hall
  "Uijeongbu Contemporary Art Invitation Exhibition" Uijeongbu Arts Center
2003 "Gyeonggi Native Artists Invitation Exhibition" Arts Center, Seongnam
2003-1998 "Spirit of Terra and Fire" (Exhibition Hall of Chungkang College of Cultural Industries
2001 "Today's Promising Artists' Exhibition" World Porcelain Biennale
1998 "Gyeonggi Artists Association Members' Exhibition" Gyeonggi Culture & Arts Center
1995 "New Kids in Korea" Dansung Gallery, Seoul
  "New Consciousness, New Exploration" Insa Gallery, Seoul
  "Young Artists' Expression" Johyung Gallery
  "New Artists' Statement" Gyeong-In Gallery
1991 "Gangwon-do Art Exhibition"Chuncheon Municipal Museum of Art