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展覧会名

第26回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 26th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2023年11月25日(土)ー 2024年5月17日(金)

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

三井不動産商業マネジメント式会社 ホームページ>>
目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works



Room 1
タムラシズ  Tamura Shizu

 

14541102(左)
オイルパステル、パネル
72.7×53cm
2023


14481102(中) 
オイルパステル、パネル
72.7×60.5cm
2023



15381102 (右) 
オイルパステル、パネル
72.7×53cm
2023


  ステートメント:


時が経つにつれて忘れてしまう物理的に残すことができない思い
出や五感でしか得ることができない記憶を作品として記録してい
ます。
幼少期に得た記憶を辿りながら当時自分が大切にしていた思い出
を記録し、共有することで他者の記憶も自分の記憶として取り込
み制作をしています。

現在は福島県南相馬市、双葉郡を中心にリサーチを重ねながら見
える痕跡から過去と現在を繋ぐ見えない何かの存在を作品の中で
追求しています。

Tamura Shizu CV

2002 東京都生まれ
2023 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻3年在籍

 

Room 2
副島 春乃 Soejima Haruno       

竜宮の守り神(左)
アクリル、箔、カンヴァス
24×30cm
2023

珊瑚仙人図(中)
アクリル、箔、カンヴァス
30×30cm
2023

金銀海中花妖壺(右)
アクリル、箔、カンヴァス
50×50cm
2023

ステートメント:

虹色に輝く魚の鱗に真珠層。極彩色の珊瑚の花々。
星屑や宝石のような魚の目。海中は摩訶不思議な形
や色彩をした生き物で溢れている。私は海の植物、
生き物の造形に魅了され、そこから幻獣、妖、空想
世界を生み出した。

「竜宮の守り神」では、古来より東アジアで描かれ
てきた瑞獣図から影響を受け、竜宮城の使いである
幻獣を描いた。

「珊瑚仙人図」では、海中で咲き誇る珊瑚たちと、
それを愛でる仙人の姿を描いた。海中の生き物や植
物たちの華やかな姿を見ると太鼓や笛の音色が聞こ
えてくる。まるで海底で秘密のお祭りが開かれてい
るようにも感じる。

「金銀海中花妖壺」では、そんな秘密のお祭りで妖
たちが和気あいあいと壺を作りあげている様子を描
いた。

Soejima haruno CV

2003 佐賀県生まれ
2023 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻3年在籍



Room 3
田口 悠菜 Taguchi Yuna


Into the mineral (左)
油彩、カンヴァス
53×72.7cm
2023

Nature -no.1-(右)
油彩、カンヴァス
60.6×41cm
2017

ステートメント:

壁面に絵画としての平面を設置した時、キャンバスの
表面に広がる顔料が層となり重なることで平面から画
面の奥に潜って行く、または手前に迫ってくる空間が
現れます。それは壁に突然現れた四角の中に広がる四
次元の世界であり、物質的な顔料によって現実の世界
と行ったり来たりする感覚に興味を持ちながら制作し
ています。

それぞれの作品は自然物から着想を得た形や色、奥行
き、そして自分の視覚から取り込まれた風景や、残像
などに影響を受けています。自然物の美しさに憧れな
がら、その偉大さに慄きながら、自分もまたその循環
の一部であることを日々感じながら、自分の内から出
てくる表現もまた自然界のリズムの一部と捉えていま
す。

Taguchi Yuna CV

1986 千葉県生まれ
2009 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2011 多摩美術大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了


Room 4
池田 巳奈 Ikeda Mina

翡翠輪図(左)
鉛筆、油彩、和紙
60.6×60.6cm
2023

翡翠輪図(右) 
鉛筆、油彩、和紙
60.6×60.6cm
2023


  ステートメント:

私はいつも動物に人の想いや信仰、感情を乗せて描い
ています。

この作品は、太陽や宙への憧れを描きました。

Ikeda Mina CV

1984 東京都生まれ 
2008 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻 卒業  
2010 女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻洋画研究領域 修了



Room 5
立松 功至 Tatematsu Atsushi

お散歩に出かけよう(左)
蝋染め、綿布、反応性染料 
36.4×51.5cm
2023


Journey to Freedom(右)
蝋染め、綿布、反応性染料 
36.4×51.5cm
2023


ステートメント:

子供が初めて美術に接する時のように、純粋な気持ちで
色・形・構図を楽しむ事が一番大切だと考えています。
作品を見た人が自由にイメージを膨らまし、楽しい気分
になって頂けたら幸いです。また染色の魅力も感じ取っ
て頂けたらなと思います。

現在の制作の進め方は、まず日常で気になった形・デザ
インや丸・三角・四角等といった幾何形を全体のバラン
スを考えながら画面に配置してみて、どうすればその形
が生きるかを考えていきながら他の形も入れていきます。
最初は自分でもどういった作品が出来るのか予想できな
いのですが、そういった作業を続けていく事で徐々にイ
メージが膨らんできます。

またその時に聴く音楽が作品の世界観に影響します。
リズム、メロディー、ハーモニー等、音楽のあらゆる事
はアートと共通しています。聴いている音楽を図に置き
換えるなら、どういった表現・バランスが適切かを考え
作品のイメージを固めていきます。

Tatematsu Atsushi CV

1979 大阪府生まれ  
2004 京都市立芸術大学美術学部工芸科染織専攻卒業
2006 京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻修了




Room 6
立松 功至 Tatematsu Atsushi


See How The World Goes Round(左)
蝋染め、綿布、反応性染料 
25.7×36.4cm
2023


シャ・ラ・ラ(中)
蝋染め、綿布、 反応性染料 
25.7×36.4cm
2023


空を飛ぶ船(右)
蝋染め、綿布、反応性染料 
24.2×33.3cm
2023


Okui Miki CV

1979 大阪府生まれ  
2004 京都市立芸術大学美術学部工芸科染織専攻卒業
2006 京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻修了

Room 7
吉川 歩 Yoshikawa Ayumi

secare.1(左)
水彩、紙、パネル 
91×72.7cm
2023


connect.1(右)
水彩、紙、パネル 
91×72.7cm
2023



  ステートメント:

プラトンの「饗宴」の中で、人間の原型は、男と男、女と女、
男と女が背中合わせにくっついて球体のような状態であった
けれども、あまりにも勢力を伸ばしすぎて神様にふたつに引
き裂かれてしまった、(sexの語源であるsecareは分割とい
う意味を持つ)という話と、アブラモヴィッチとウライの、
双頭体のような関係を目指したこと(そしてそれが続かなか
ったこと)、一つの体に一つの自我(頭)とい状態に対する疑
問について。

生まれたばかりの赤ちゃんは、自分の足を噛んで痛いと感じ
たり、欲求が満たされないことによって世界と自分の境界を
理解するそうです。自分の感覚や感情をどこまで他者と共有
したら、自他境界はなくなるのか。

遠い先の未来に、テクノロジーが発達して全てが共有できる
ようになった時代の、個人でなくなった人間について。

水滴から水滴へ、生物の最小単位である膜を保ちながら中の
色水が置き換わったりするところが、自分の表現したいこと
と合致していたように感じます。

Yoshikawa Ayumi CV

2002 新潟県生まれ
2023 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻3年在籍 

 

 

Lobby Wall
田口 悠菜 Taguchi Yuna






いったり きたり
油彩、カンヴァス
162x162cm
2022

Taguchi Yuna CV

1986 千葉県生まれ
2009 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
2011 多摩美術大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域修了

Lobby
植竹 雄二郎 Uetake Yujiro


人間賛歌
FRP 真鍮線 ジオラマパーツ
W40×H40×D60cm
2022


ステートメント:

私と兄はよく似ていた。周囲に指摘されることも多かったし、
本人同士もそんな風に感じていた。私が思春期の頃に兄がう
つ病になった。重度のうつ病で奇声や奇行を繰り返し、人間
性が失われていく兄になった。

それは自分が狂っていく様子を眺めているような感覚で、自
己というアイデンティティが崩壊していった。
思春期の頃のトラウマのような体験から、「自分とは何か?」
もっと言えば「人とは何か?」という疑問が心の内にある。
私はこれらを最大のテーマにして作品を制作することにした。
本作品では、空也上人像という南無阿弥陀仏を唱えているの
を立体化した仏像を、自身のテーマの「自分とは何か?」
「人とは何か?」を絡めてオマージュしてみた。  
 

Uetake Yujiro CV

1991 東京都生まれ
2015 武蔵野美術大学彫刻学科修了
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