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展覧会名

第28回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 28th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2024年11月23日(土)ー 2025年5月16日(金)

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

三井不動産商業マネジメント式会社 ホームページ>>
目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works



Room 1
田辺いづみ  Tanabe Izumi

 

夕日が沈むとき(左)
油彩、カンヴァス
60.6 × 72.7cm
2023


一面の空色(右) 
油彩、カンヴァス
60.6 × 72.7cm
2023


  ステートメント:


光を感じて
私のふるさとは田と海に囲まれた静かな村です。
自然の中で育った私は当時をふり返り、
幼いころに出会い、愛してくれた女性達を今でも懐かしく
想います。
幼い時の記憶の風景と実在する風景が混ざり合うなかから、
彼女たちの面影を探します。
彼女たちは戦時を生き残りました。
しかし、当時、女性の立場は低く抑圧されながら耐えてきました。
私はその姿を忘れまいと心に刻んで歩んできました。
彼女たちの生きてきた姿を記憶の中の光として探します。
自然の光はあらゆるものを明るみにし、また、影になって消えて
いきます。
光とともに記憶された風景を表現することによって、女性たちの
命をきざみたい。

tanabe Izumi CV

1953 三重県生まれ
1975 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
1977 多摩美術大学大学院油画美術研究版画科修了

 

Room 2
榎本 裕 Enomoto Hiroshi

LOVE・自由・イエロー(左)
油彩、カンヴァス
81 × 70cm
2023

LOVE・景色(右)
アクリル、油彩、カンヴァス
80 × 61cm
2023

ステートメント:

私は作品を主にLove、Live、 Life の中から選んだもので
制作をしています。
Loveは愛、愛情、愛着、Liveは生きる、暮らす、Life
は命、生命、時代の意味がありますので、自分の生活の
中でのこと、社会、時代の関心のある出来事などから結
びつけて作品化します。
制作をする前に計画を立てます。どういう表現がいいか、
どういう材料を使うべきなど試行錯誤です。
さらに製作過程は困難が伴いますがその分出来上がった時
に充実感を味わうことができます。
そして作品をご覧になった方が心に何かとめていただけた
ら幸いです。

Enomoto Hiroshi CV

1951 愛知県生まれ
1975 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業



Room 3
文眞英 Moon Jinyoung


T“解体”が立っている境界 (左)
麻紙、韓紙、雁皮紙
91 × 91cm 
2024

解体されたものが迎える詩的な瞬間
シリーズ3 (右)
麻紙、韓紙、雁皮紙、アルミニウム箔
72.7×60.6 cm  
2023

ステートメント:

私はポストモダンというこの時代の様相に注目してい
る。
「解体」は本質に背を向けた実存主義的な人間像の残
骸のようにも見え、この時代が本質から遠ざかってい
くように、共同体から分離感を感じてきた異邦人であ
った私の過去の弱さをも代弁していると考えている。

この作品は「解体」を善悪で判断するのではなく、
「解体」を本質の新しい姿を開くための一つの材料と
見なす美学的な試みである。

この提案の根拠は、文人画の「意境」という思考の態
度である。対象と私の意識の境界が崩れる交わりの地
点における物我一体、すなわち真の本質との出会いが
開かれるという世界観に基づく美学的態度である。
この作品において「解体」の様相は、正反対の性格で
ある「秩序」との関係においてのみ存在し、説明され
るアイロニーを含んでいる。すべての人が、この二面
性がもたらす意識の空間で、自分自身の純粋な意識で
「解体」と向き合うことを願っている。

Dangami Yushi CV

1982 韓国、光州生まれ
2004 成均館大学卒業
2011 東京藝術大学大学院博士後期課程日本画修了

 

Room 4
土方 英俊 Hijikata Hidetoshi

滴下集合/LIGHTGOLD(左)
アクリル、パネル、カンヴァス
40 x 40cm
2023-24

滴下集合/PERLWHITE(中)
アクリル、パネル、カンヴァス
40 x 40cm
2023-24

滴下集合/GRAPHITE(右)
アクリル、パネル、カンヴァス
40 x 40cm
2023-24


  ステートメント:

私の作品は、スポイトによって1滴づつ滴下された無
数のアクリル絵の具の雫で構成されています。

技法的には所謂ドリッピングですが、ポロックなどに
代表されるアクションペインティングのような身振り
を伴う動きのあるものではなく極めて静的なもので、
例えるなら鍾乳洞の天井から滴り落ちる水滴が膨大な
年月をかけて鍾乳石を作り出していくようなイメージ
です。

私は禅宗の僧侶でもありますが、このような制作のプ
ロセスは坐禅などの禅の修行と自己の深い部分で通底
しているように感じながら、日々制作に取り組んでい
います。

Hijikata Hidetoshi CV

1977 三重県生まれ 
2003 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業
2007 正眼短期大学禅・人間学科卒業


Room 5
松本 千明  Matsumoto Chiaki

MARBLE_#002(左)
アクリル、カンヴァス
65.1 × 53cm 
2014

MARBLE_#001(右)
アクリル、カンヴァス
53 x 45.5cm
2014


  ステートメント:

大理石は主に方解石などの炭酸塩鉱物、マグネシウムやアルミニ
ウムなど粘土鉱物、地質時代に繁栄した古生物の死骸、その他特
定できない不明鉱物でできている。

それらが風雨に晒され、地熱の影響を受け再結晶化し、様々な色
や複雑な模様となる。

街で見られる大理石は、多様な粒子の共存と地殻変動の記憶を晒
しているのである。

地中に保存されていた石が掘り出され、平面に切断され磨き上げ
られたことにより、石を形成する微細な成分が標本の様に閉じ込
められている。

私は大理石を描くことで、平面に内在する石の記憶を再構築したい。

Matsumoto Chiaki CV

1988 岡山県笠岡市生まれ 
2012 多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科 卒業  



Room 6
渡部 一也  Watanabe Kazuya

フィールド(黄.茶.灰)(左)
アクリルガッシュ、岩絵具、水彩紙、パネル  
72.7 × 91p
2024


フィールド(紫.緑.紫) (右)
アクリルガッシュ、岩絵具、水彩紙、パネル
72.7 × 91cm
2024


ステートメント:

私の絵画のテーマは此岸から彼岸へ。

表現が時代ごとに変化しながらも主題は変わっていない。
平面の奥に無限を見ながら彩色を施し、此岸に存在して
いる証としての線及び形等を描く。

 その工程を幾層か重ねて絵画として成立したと思えた
とき描く行為を終える。

生きることと同様に絵を描くことに喜び苦しみはあるが、
私にとって絵画は精神の置き所そのものに他ならない。

Watanabe Kazuya CV

1952 東京生まれ 
1974 日本美術学校日本画科卒業

Room 7
松本 千明 Matsumoto Chiaki

MARBLE_#013
アクリル、パネル、その他
73 × 103.3cm
2023

Matsumoto Chiaki CV

1988 岡山県笠岡市生まれ 
2012 多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科 卒業  

 

 

Lobby Wall
文眞英 Moon Jinyoung






<解体されたものが迎える詩的な瞬間>
シリーズ2
麻紙、韓紙、雁皮紙、金箔
130.3 × 130.3cm
2021

Yamabe Anna CV

1982 韓国、光州生まれ  
2004 成均館大学卒業
2011 東京藝術大学大学院博士後期課程日本画修了

Lobby
坂井 然 Sakai Zen


10times left!!!!
彼らに残された時間はあと10秒です。
レジン
H100 x W60 x D60 cm
2024


ステートメント:

ビデオゲームを手掛かりにバグをテーマに制作している。
ゲームの中では、神とも言えるコンピュータプログラム。

それは完璧なもののはずだが、必ずバグという物が存在する。
それにあってはならない不要なもののはずだが、どこかおも
しろおかしく見える。

現実世界にはバグは存在しない。
現実でのバグは、それこそ 神の所業だろう。

本来、デジタルにしかないはずのバグを現実世界に登場させる。
そんな時、人の想像を超えた表情を見せてくれるのではないか
と私は楽しみにしている。  

Sakai Zen  CV

2004 愛知県生まれ
2024 多摩美術大学美術学部彫刻学科3年在籍
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