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展覧会名

第30回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 30th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2025年11月22日(土)ー 2026年5月15日(金)

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

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目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works



Room 1
中島 範雄 Nakajima Norio

 

Water Planets 505
油彩、パネル
62 × 100cm
2025


  ステートメント:

ー永遠の瞬間を前にしてー
生者必滅を永遠に繰り返す世界の中で、waterplanetsシリーズ。
mirokuシリーズ。hanahanaシリーズの3つのシリーズを通して、
目の前の一瞬一瞬を、生あるものが命を尽くして生きる美しさを、
星々や人々や花たちに視線を移し、その一時の輝きを、生きてい
る奇跡の時間を、表現したいと思います。

Nakajima Norio CV

1955 大阪府生まれ 
1979 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術学科油画専攻卒業

 

Room 2
藤塚 明男 Fujitsuka Akio

自己自身とのあいだ-4(左)
アクリルガッシュ、塗料、カンヴァス
53× 82cm 
2025

自己自身とのあいだ-2 (右)
アクリルガッシュ、塗料、障子紙 
41×53cm 
2025

ステートメント:

自己自身とのあいだ
 画面に見えるタッシュは言語文化からの解放であり絵画表現
を試みてから長く続く。人と人とのあいだに派生する音声言語
は、それを文字化する反復可能な痕跡として目にすることがで
きる。テーマを「自己自身とのあいだ」としたのはタッシュは
言語から解放された痕跡として未来と過去を含むものであると
同時に「あいだ」として人と人、あるいは人と他者を成立させ
る生命の根拠であるとするからである。
その身体行為は時間として空間を成立させる。 
禅を旨とする俳人永田耕衣の自由句「こうろぎは白か黒か言い
てみい」は相対的言語からの脱却として解釈され、もう一つの
耕衣の句「歳月の胸をこうろぎ蹴り尽くす」は、目の前の地表
を未来としてそれを現在化する事に違いない。
言語は相対を逃れず、表と裏、破壊と創造、生と死、内と外、
等、際限がない。 
作品2は「メビウスの輪」を試みた。
それは背後に隠されているものは、隠されているもののよう
に描く。 メビウスの「ヒネリ」は意志に見える。
「あいだ」は人と人を?ぐ生命の生きる根拠である。

Fujitsuka Akio CV

1947 神奈川県生まれ
1972 和光大学人文学部芸術学科油彩専攻卒業
1973-75 Bゼミスクール富士見アトリエ



Room 3
小野 三月 Ono Sangatsu


Route(左)
岩絵具、典具貼和紙、パネル
72,7x91cm
2024

HomeTown (右)
アクリル、樹脂、糸、綿布、カンヴァス
62x86,5cm
2025

ステートメント:

日常的に考えていることを表現し、場面と場面の境界が曖昧に
つながり、思考が広がっていくような絵を制作している。何か
を考えたり、思い出そうとするとき、実際に目の前に広がる景
色の上に頭の中のイメージが重なり混ざり合う感覚がある。
 そのときの自分は、現在・過去・未来・現実・空想も同時に
見ていて、その全ての時間の中に同時に存在している。
 自分の見た風景や家族が撮影した写真などを題材にしながら、
自分の記憶は他人の物のように、他人の記憶は自分の物のよう
に相互的に扱うことで現実を捉えたいと思っている。
 作品《Route》と《HomeTown》は自身の記憶と身の回りで
起こる出来事を主題にしている。《HomeTown》は布を手で縫
い合わせて支持体を作り、描かれた世界と物質としての支持体
との関係を思考して制作した。

Ono Sangatsu CV

2001 兵庫県生まれ
2024 武蔵野美術大学造形学部日本画学科卒業
2025 武蔵野美術大学大学院修士課程日本画コース 修士課程 2 年在籍

 

Room 4
網倉 彩乃 Amikura Ayano

Moonrise T(左)
油彩、カンヴァスル
30 x 30cm
2025

眞如(中)
油彩、カンヴァス
53 x 45.5cm
2025

Hazy moon(右)
油彩、カンヴァスル
30 x 30cm
2025


  ステートメント:

進む多様性を嬉しく思い、なるべく心を柔らかく、多くの人
々の価値観を知ろうと努めた。
約5年前に描いた「一瞥の奥」という作品群は、「他者を尊重
する自分」にフォーカスを当てた心象絵画であった。
しかしそれから幾らも経たず、多様性によって救われたと思っ
ていた命が消えた。
マイノリティの尊重を求めることは「罪」であるとでも言うの
だろうか。
一体どこからが?なぜ戦争はなくならない?
それでも、自分にも他者にも柔らかくあることを諦めない。
タブローに色彩を重ねては削る画法は、主張を俯瞰的に確認し、
他者へ伝える情報に慎重になるつもりで行なっている。
人間は白黒はっきりとは捉えられない。その奥行きをキャン
バスに遺したい。
そこには重力に逆らって宇宙まで上昇する私のエネルギー
も込められている。
価値観が急激に変わってゆく時代の流れの中で、できるだけ
極限まで「今」の感情を。とことんまで「自分」の願いを。

慎重に、痛烈に、描く。

Amikura Ayano CV

1990 神奈川県生まれ 
2013 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業


Room 5
煖エ 冴 Takahashi Sae

anonymous β(左)
油彩、綿布張り、パネル
60.6 × 72.7cm 
2021

静まり、知れ(右)
油彩、綿布張り、パネル
53 × 72.7cm 
2025


  ステートメント:

私は忘れたくない記憶や感覚を、失う前に、形あるものとして
残すために作品を作る。
大切なものを永遠に大切にし続けられるとは限らない。
これは仕方のないことである。しかし私はそれを赦したくない。
だから、 忘れてしまうまえに、なかったことにしてしまうま
えに形として残す。
そして私すら全く同じように考えることができなくなったとし
ても、確かにそこに残るのである。
出発点となる記憶や感情をもとに立体物を作り、それを再認識
していくようにして絵を描く。
私が描こうとしているものは私的な体験の出来事そのものでは
なく、その時に喚起されたイメージであるため、象徴性と抽象
化を意識して立体物を作る。
この時の抽象化は、意味の輪郭を壊す行為であり、それは自己
の核を保ちつつ、他者との境界を溶かすものと言える。
観るものにとって対岸の出来事ではなく、目の前に対峙するも
のとして、鑑賞者自身に踏み込むものとして、作品が存在する
ことを望む。

Takahashi Sae CV

1997 栃木県生まれ
2022 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻 首席卒業  
2024 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース 丸山ゼミ 修了  
2025 武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程造形芸術専攻作品研究領域在籍   



Room 6
井崎 聖子 Izaki Masako

向こう側へ(左)
アクリル、カンヴァス 
35 × 70cm  
2025


光雲(右)
アクリル、カンヴァス 
35 × 70cm 
2025


ステートメント:

-shadowing-
「光」というと、ほとんどの人は「黄色」を連想する。
イメージの色と、実際の光の色は大きくかけ離れているにも関
わらず、イメージの色を頭に連想しながら、「見ている」こと
が多い。
子供の描く「太陽の色」は、国によっても違うというが、そん
な環境が育んだ「イメージ」も文化の一つなのだろうか。
たまに気付く、本来の現象における色は、とても新鮮だ。
イメージと現実のはざまで、揺れ動きながら、自分の内側で感
じる光を外 に出していきたいと思う。グレイス技法という、薄く
重ねていく技法で、キャンバスに光を閉じ込めていく。薄く何
層も重ねながら、より強い「光」へと導いていきたい。

Izaki Masako CV

1966 東京都生まれ  
1989 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻卒業
1981 Bゼミスクール修了



Room 7
井崎 聖子 Izaki Masako

薄絹(左)
アクリル、カンヴァス 
80 × 80p
2024


蓮華(右)
アクリル、カンヴァス 
73 × 91p
2017


Izaki Masako CV

1966 東京都生まれ  
1989 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻卒業
1981 Bゼミスクール修了
2019〜 女子美術大学美術学科洋画専攻 非常勤講師
1990 第4回ホルベイン アクリラ奨学生

 

 

Lobby Wall
煖エ 冴 Takahashi Sae






内緒話
油彩、綿布、パネル
60 x 120cm
2025

Takahashi Sae CV

1997 栃木県生まれ
2022 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻 首席卒業  
2024 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース 丸山ゼミ 修了  
2025 武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程造形芸術専攻作品研究領域在籍   

Lobby
山村 榛菜 Yamamura Haruna


Q

H100×W70×D60cm  
2023


ステートメント:

私が継続して探求した形と虚(作品の形に付随して現れる隙間)
が複雑に組み合わさった造形は、形と虚の複雑な組み合わせに
よって作品の内部へ鑑賞者を引き込み、見る者の感応を動かす
ことを意図したものです。
形と虚の造形の源は自身の美しいという感応が生まれる自然物
の形状とその形が生む隙間にあります。
この造形に魅了されたことで自身の作品制作が始まりました。
Qは、形と虚の造形による巨大な分割作品であり、この造形が
持つ不可思議な魅力を鑑賞者に問いかける力のある作品です。
また、陶と硝子を組み合わせた作品を制作する出発点となっ
た作品でもあります。
生命が生きるのに水が必要なように、陶に硝子が合わさって
作品として活きる表現へと発展しています。 

Yamamura Haruna CV

1996 大阪府生まれ
2021 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻卒業
2023 多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻陶領域修了
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