GalleryQ/QConceptinc
>> Q_HOME >NEWS Mitsui Fudosan Retail Management
Exhibition Now Exhibition Archives YouTube Archives Schedule Reservation Links Past Projects
展覧会名

第21回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 21st Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2021年5月15日(土)ー 2021年11月26日(金)

一般の方々の鑑賞は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために
トークは中止させて頂きます。

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

三井不動産商業マネジメント式会社 ホームページ>>
目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works

Room 1
相園 菜月 Aizono Natsuki

 

友達の恋 (左)
油彩、カンバス
38 x 45.5cm
2021


友達の恋II(右)
油彩、カンバス
33.3x 45.5cm
2021


ステートメント:

理想に近づくことだけを考える。それだけでは決して自分の理想に近づく
ことは出来ない。
理想に直線で向かおうとすると、必ず何かにぶつかり、前に進めなくなる。
 では、その「何か」とはなんだろう。それは、「人」である。
私達は人がいるから理想に近づきたいと思う。
そして、人がいるから理想に近づくことは難しい。
 理想への道を行き、その過程で欲求を放出したとする。
欲求を放出し続ければ、周囲の人に促され制御する心が働き始める。
制御は、周囲の人や自分自身からも醜いと思われがちである。
しかし、欲求を理想へと近づける過程で、制御は欲求の1番の理解者になるのである。

Aizono Natsuki CV

1998 熊本県生まれ
2021 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業

 

Room 2
山口 彩紀 Yamaguchi Saki

檸檬 (左)
油彩、パネル
36.4 x 51.5cm
2020

桃(右)
油彩、カンバス
31.8x 41cm
2020


  ステートメント:


古着、瓶、ペットボトル、欠けたお皿、野菜、果物…
どれも日常生活の中で身近に存在している何気ないものたちである。
そのようなものに色を付けたり、布を針と糸で縫い付けたりするなどの細工を施し、
手の感触に意識をゆだねて形を決め、意識と無意識の間を行き来しながら、
モチーフを組んでいく。

長い時間をかけてものと対峙しながら描いていくと、様々な変化が起こる。
かぼちゃにカビが生え、徐々にほこりが被り、モチーフを取り巻く空気も変化していく。
その小さな変化を拾いながら、日々ものと向き合い、自己の無意識を静物に
重ね合わせることで、内側から溢れ出るような絵画を探っている。

 

Yamaguchi Saki CV

1998 北海道生まれ
2021 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域 在籍


Room 3
関 仁慈 Seki Hitoshi


Unwritten law_2010004_Mainstream
アクリル板にボンドにアクリルシリコン
45.4×61cmx3点 185 cm
2020


  ステートメント:

私の制作は
“シンプルなものの中にこそ、本質的な奥深さがある”
というテーマのもと行ってます。

人に限らず、様々な事物の存在は、そのものを意識して初めて感じられるものだと
捉えています。

インドの数学者が初めて数としての0(ゼロ)という概念を定義しました。
それは0=無ではありますが、有限の無(認知されていることから存在する)となります。

有限の無と無限の無。

その狭間は、うっすらとそこにあるのかもしれません。
そのような形になる前の無垢な状態、まだ色や先入観の入る余地のない状態のものを
表現しようと試みています。


Seki Hitoshi CV

1976 茨城県生まれ



Room 4
丸山 浩司 Maruyama Hiroshi

shape of the heart 15-d (左)
木版画 
31×54cm
2015


shape of the heart 20-e (中)
木版画 
31×54cm
2020

shape of the heart 19-c (右)
木版画 
31×54cm
2020


  ステートメント:

私の作品は基本的に木版画の手法を採ります。
板を彫り、 そこに出来た凹凸を拾って作品にしていきます。
木版画は我が国伝統の技法、あの浮世絵に使われています。
しかし、ここでは木版画は印刷技術として扱われていましたが、
現代では立派な芸術表現の手段になりました。
そこに強く興味を抱いています。
私の作品は伝統的な木版画の手法とは一線を画しています。
伝統技法は水性絵の具を使いますが、私は油絵の具を使います。
強い発色を得たいのがその理由です。
作品のテーマは「深淵の杜」、枯れた木々や蘭、木蓮(マグノリア)の枝ぶりや
花弁の形を造形し、そこに宿る人々の「心の形」を有機的なフォルムの中で表現
しようとしています。


Maruyama Hiroshi CV

1953 栃木県生まれ
1977 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1979 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(版画)修了



Room5
大渕 花波  Obuchi Kanami


おばけのプラクティス#24(左)
額縁・綿布にアクリル絵の具、ハトメ
49×40cm
2020

おばけのパーフェクション#8(右)
額縁・綿布にアクリル絵の具、ハトメ
55×67cm
2021


額縁と絵画の関係性を考えた時、
額縁の扱われ方は「必要だが、無いもの」とされています。
美術展覧会において会場では額縁が必要とされますが、
図録では額縁は見事にトリミングされ、必要とされません。
そのさまから私は額縁を“おばけ”という架空の存在に例えることにしました。

この展示ではその“おばけ”をテーマに、
額縁と絵画の関係性について再構築した作品を展示いたします。
ぜひ、両者の関係性について改めて再考していただければと思います。


Obuchi Kanami CV

1996 北海道生まれ
2021 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域修了

Room 6
黄 湘怡 Huang Xiangyi


山水21-1(左)
炎、パネル
72.7x91cm
2021


山水21-2(右)
炎、パネル
72.7x91cm
2021


ステートメント:

人間は現実に存在するのか、それとも夢の世界に存在するのか。
絵画の世界では、龍は紙の中,絹本画の中に飛び込み、雲の中を転げ回り、
風を呼び雨を呼ぶ。
それは神であり、伝説である。
実際に見たことがある人はいないが、私たちの精神世界には存在している。

だから、龍図を描いた人はどうですか?
目覚めたときに夢と現実の区別がつかなくなり、
荘子のように「私が蝶になったのか、それとも蝶が私になったのか」
という疑問を抱くようになったのだろうか。

つまり、私が龍を作ったのか、龍が私を作ったのか。


Huang Xiangyi CV

1993 中国 湖南省長沙市生まれ
2017 吉林動画学院 デジタルメディアアート卒業
2021 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域修了

Room 7
丸山 浩司 Maruyama Hiroshi

shape of the heart 20-d(左)
木版
55x80cm
2020


shape of the heart 19-d(右)
木版
55x80cm
2015

Maruyama Hiroshi CV

1953 栃木県生まれ
1977 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1979 東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻(版画)修了

 

 

Lobby Wall
山口 彩紀 Yamaguchi Saki






かぼちゃのある静物
油彩、カンバス
130.3x162cm
2020


Yamaguchi Saki CV

1998 北海道生まれ
2021 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 卒業
2021 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻油画領域 在籍

Lobby
劉 雨君 Liu Yujin







パテ
H40.5 x W10 x D21cm
2020



ステートメント:
制作当時はコロナ第一波のど真ん中だった。
気が緩まない日々の中、何か人の心を少しでも癒せる作品を作りたかった。
ガラスの向こうの何かに届こうと、一生懸命手を伸ばす飼い猫を見て、
コロナ禍で余儀なく家にこもるようになった自分と重なったことに気づき、
正に今の自分にピッタリではないかと、思いのこもった作品である。
 



Liu Yujin CV

1997 中国 広東省深?市生まれ 
2021 多摩美術大学彫刻科卒業
多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程在籍