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展覧会名

第29回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 29th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2025年5月19日(月)ー 11月21日(金)

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

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目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works



Room 1
相武 利春  Aimu Toshiharu

 

モッツァシリーズA-1(左)
アクリル、カンヴァス
41 × 41cm
2023


モッツァシリーズA-5(中) 
アクリル、カンヴァス
30.3 × 30.3cm
2023

モッツァシリーズB(右) 
アクリル、カンヴァス
41 × 41cm
2023


  ステートメント:

力からの解放を出発点として始まったこのモッツァシリーズは、
構図の持つ盲目的危うさと必然性の狭間を彷徨うものである。
この作品群は「重力」と「無重力」の二つに分類することが
できる。 
通常絵画として描いた作品は「重力」として、「無重力」を
目指した絵画は一度描かれた絵画を切り取り別の木枠に張り
直すことで「構図」の解放を試みる。
構図から解放されたイメージは一定を保たず流動性を獲得する。
「重力」と「無重力」、その二つの狭間にいわゆる私たちの
「生」なるものが潜んでいるのではないか。
このシリーズ以外の作品の中でも有機物と無機物等、二つの
要素の狭間に揺れることをテーマにしている。

Aimu Toshiharu CV

2004 愛知県生まれ 
2025 武蔵野美術大学造形学部美術学科油絵専攻在籍4年

 

Room 2
小野木 亜美 Onogi Ami

Respiration 1(左)
アクリル、カラーインク、胡粉、楮紙
60.6x41cm
2023

Respiration 3(右)
アクリル、カラーインク、胡粉、楮紙
60.6x41cm
2023

ステートメント:

私は科学者になりたかったのかもしれない。
私の作品に見られる無数の滲みは「細胞」、使用する和紙は
「皮膚」の役割を担っている。
ミクロとマクロの両方が見られる、透明で深い画面を作り出
したい。そうすることで、デジタルには見られない、自由な
世界が広がると思うから。
こうした画面で、生命体を生み出すかのように描いていると、
水が溢れているかのような絵になっている。
もしかしたらこの水は「羊水」なのかも…。
描いた生命体が呼吸をし始めると、いつもそう思う。
科学が発達し、身体を数値で表すことが当たり前になったが、
私は自分自身の感覚も信じたい。
規則性のない自由な画面で、身体の拡張の可能性を探っていく。

Onogi Ami CV

1992 福島県生まれ
2015 東北芸術工科大学 芸術学部美術科洋画コース卒業
2017 東北芸術工科大学 芸術工学研究科芸術文化専攻洋画領域修了
2021 東北芸術工科大学芸術工学研究科博士後期課程芸術工学専攻修了



Room 3
相武 利春 Aimu Toshiharu


しぜん地区(左)
アクリル、カンヴァス
91 × 91cm 
2023

「人間」として改めてこの地に立つなら
シリーズ3 (右)
アクリル、カンヴァス
91×72.7cm  
2023

ステートメント:

力からの解放を出発点として始まったこのモッツァシリーズは、
構図の持つ盲目的危うさと必然性の狭間を彷徨うものである。
この作品群は「重力」と「無重力」の二つに分類することが
できる。 
通常絵画として描いた作品は「重力」として、「無重力」を
目指した絵画は一度描かれた絵画を切り取り別の木枠に張り
直すことで「構図」の解放を試みる。
構図から解放されたイメージは一定を保たず流動性を獲得する。
「重力」と「無重力」、その二つの狭間にいわゆる私たちの
「生」なるものが潜んでいるのではないか。
このシリーズ以外の作品の中でも有機物と無機物等、二つの
要素の狭間に揺れることをテーマにしている。

Aimu Toshiharu CV

2004 愛知県生まれ 
2025 武蔵野美術大学造形学部美術学科油絵専攻在籍4年

 

Room 4
朱海倫 Zhu Hailun

無我夢中I(左)
油彩、パネル
60.6 x 50cm
2025

無我夢中II(中)
油彩、パネル
53 x 45.5cm
2025

無我夢中IV(右)
油彩、パネル
53 x 45.5cm
2025


  ステートメント:

中国の風水は、自然を尊重し、人と自然の調和を築き、
「天人合一」を目指す。
つまり、人と自然のつながりを取り戻すことにほかならない。
風水には儀式的な要素がある。さまざまな儀式や行為の背後
には、つながりを生み出す目的がある。
このつながりによって、人は一時的に孤独から解放され、ある
種の「円満」に至る。
それはまるで「無我夢中」のようだ。「ふとした瞬間の陶酔の
中で、意気揚々とした外界は消え去り、代わりに外の世界との
分離感が訪れる」。陶酔の果てに、一瞬だけ分離による孤独か
ら解放される。しかし、やがて孤独はもとの姿を取り戻し、
人は再び儀式を繰り返す。
分離や孤独を克服することは、永遠のテーマであり続ける。
分離は何度でも巡り来る。

Zhu Hailun CV

1999 江蘇省生まれ、中国 
2024 女子美術大学芸術学部絵画学科洋画専攻卒業
2025 女子美術大学大学院美術研究科美術専攻洋画研究領域在籍2年


Room 5
甲斐 めぐみ  Kai Megumi

ほどける(左)
顔料、和紙
32× 30cm 
2025

月の記憶(中)
顔料、和紙
33.5 x 33.5cm
2025

春の兆し(右)
顔料、和紙
32 x 30cm
2025


  ステートメント:

青い水の星・地球では、大地も自然も人も水の恩恵を受けて
生きています。
「Waterシリーズ」では、水が長い時をかけて地球を浄化し、
その水の流れによって形作られた自然の造形美からインスピ
レーションを得て、自分なりの表現で描いています。
日本画の技法を用い、金箔や銀箔を取り入れることで、水の
輝きや時の流れを表しています。
ご覧いただく方に、穏やかな癒しと、明るい希望を感じてい
ただけましたら幸いです。

Kai Megumi CV

1967 宮城県生まれ 
1993 東京学芸大学大学院日本画修了  



Room 6
オオワダ ノリコ  Oowada Noriko

Work 2 2022(左)
油彩、カンヴァス 
80.3 × 80.3p
2022


フWork 2 2019(右)
油彩、カンヴァス 
80.3 × 80.3p
2019


ステートメント:

作品は「痕跡」なのだと私は思っている。
描かれる空間は無限であっても良いのかもしれないが
キャンバスという制限を与える。
そのことにより、思うことを伝え易くなるのだと思う。
私はキャンバスに油絵の具で描く。
制限されたキャンバスから絵具がはみ出し、そして絵の
具は時間を経て実に美しく固まる。
その「キャンバスからのはみ出し」こそが私の作品の
コンセプトとなる。
つまりそれは「決して枠の中には収まってはならない」
という私の思いだ。
時に思いを真っ白く覆ってしまいたい時もある。
だけれどその下には多くの色がある。時に覆った白を
削ってみよう。
そこには賑やかな色たちがある!
それらは微妙に語り合いながら確かに存在している。

Oowada Noriko CV

1959 福島県生まれ  
1981 文化学院 大学部 美術科卒業
1982 文化学院 芸術科 村井正誠クラス修了



Room 7
今堀 邦子  Imahori Kuniko

群れの崩壊と再生−1(左)
アクリル、カンヴァス 
91 × 91p
2025


群れの崩壊と再生−2(右)
アクリル、カンヴァス 
91 × 91p
2025


ステートメント:

30代〜40代にかけて、長くイタリアを中心にヨーロッパで
ルネサンス時代の古い絵画を中心に研究して歩いた経験など
を経て、広く人間関係と宇宙観をテーマに、技法としてはジ
ガンテ(一言で言えば、3D,4Dを手描きで描くと言う様な
イタリアの巨大壁画を多視点、多焦点で描く古くからの技法)
を軸に、主に大きな画面を制作して来ました。人間関係という、
身近であるのに宇宙の星の数より多く、多岐にわたる複雑さを
持ったものを、何処をどう取り上げ、どう見せるかという事が
私のライフワークになっています。
今回の作品のように卵型をモチーフにしたものの他、人物など、
表現方法は様々でも、関心はいつも人間関係とそれに基づいた
宇宙観にあります。

Imahori Kuniko CV

1949 浜松市生まれ 
1972 東京芸術大学絵画科絵画専攻油画卒業  
1974 東京藝術大学美術学部大学院美術研究科絵画専攻油画修了 

 

 

Lobby Wall
小野木 亜美 Onogi Ami






nano meter 1
アクリル、カラーインク、胡粉、楮紙
91.0x 60.6cm 4点組
2024

Onogi Ami CV

1992 福島県生まれ
2015 東北芸術工科大学 芸術学部美術科洋画コース卒業
2017 東北芸術工科大学 芸術工学研究科芸術文化専攻洋画領域修了
2021 東北芸術工科大学芸術工学研究科博士後期課程芸術工学専攻修了

Lobby
ジャン ビンナ JANG Bitna


Growth_01
陶、ビニールワイヤー
H53x28x28cm
2024


ステートメント:

私は、生命体が持つエネルギーに惹かれ、それを陶で可視化す
ることを試みています。成長し、変化し、時間を刻む生命体。
その痕跡を、流動するフォルムや質感の中に映し出しています。
作品に用いた赤・緑・青は、光の三原色です。生命が蓄え、
放つエネルギーを、光の要素と合わせて表現しました。
生命の循環、時間の蓄積、そして私自身の探求の連続性を
込めようとしています。
陶という普遍的な素材を通して、儚さと永続性の間にある
エネルギーのかたちを探ります。  

JANG Bitna CV

1989 韓国、 釜山生まれ
2017 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程工芸/陶専攻修了
2020 多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻修了博士号取得
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